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福祉マイスターへの道 毎日更新

下剤依存、不安症、執着気質

【Q】
 必要のない下剤と浣腸をやめないんですが。

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【A】

(1)便が出なくなった時の不安が非常に強い
 以前にひどい便秘を経験し、出すのに非常に辛い思いをしたことが強烈に意識に残っていて、「便が出せなくなったらどうしよう」とか、「あんな苦しい思いは二度としたくない」という思いが強く、下剤をやめることが不安の元となっていると中止することができません。
 
(2)便は下痢してでも多量に出たほうが身体に良いと信じている
 便は無理してでも出せば出すほど身体の毒が出て良いと信じており、できるだけ回数多く出すことを望んでいると、下剤や浣腸を使って下痢をしてでも出したいと希望していることがあります。
 
(3)浣腸、下剤が習慣となっており、実行しないと落ち着かない
 長年、時間を決めて下剤を飲む、浣腸をかけるという習慣をつけており、習慣をやめると落ち着かないと感じているために継続していることもあります。
 
(4)浣腸や下痢した時の感覚が快感になっている
 浣腸そのもの、あるいは下剤で下痢して便が出る時の感覚が快感となっており、やめないことがあります。

出典:西村かおる著、『アセスメントに基づく排便ケア』、中央法規出版、2008年


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