見た目に怪我をしていなければ、身体的虐待とはいえないのでしょうか?
2012年06月22日 09:10
【Q】
あざや外傷が残っていない場合、身体的虐待と認定できますか。
【A】
高齢者によっては、内出血ができやすかったり、時間の経過によってあざの場所が移動することなどが考えられます。
そのため、あざや外傷が残っていない場合や、養護者が否定する場合でも、高齢者や周囲からの聞き取りで話を突き合わせて、事実確認を正確に行い、虐待に該当するかどうかを判断する必要があります。
*養護者とは…
高齢者虐待防止法では、養護者の定義を「高齢者を現に養護する者であって養介護施設従事者等以外のものをいう」と定めています(第2条第2項)。
出典:社団法人日本社会福祉士会編『市町村・地域包括支援センター・都道府県のための養護者による高齢者虐待対応の手引き』中央法規出版、2011年