申し送りのポイント
2012年01月16日 09:10
【Q】
限られた時間で申し送りを効果的に行うコツを教えてください。
【A】
申し送りは「事実をありのままに」が一番重要な事柄です。この申し送りは、「職員間での情報の共有化」と「ケアの継続」をするための一番大切な時間ですが、足りないことも多々あると思います。しかし、利用者を理解するためにも短時間でも確実に申し送りの時間を確保してください。そこで、「施設独自の略語やサインなどを決めておく」と、少ない時間で多くの情報を伝えることができます。
よく、「手に出来事をメモしておく」という職員を見かけますが、それは避けましょう。すぐに対応することができ、メモをなくしても問題がないことであれば構いませんが、そのような「小さな出来事だったとしても必ず、日誌に記録」を残しておきましょう。そのような小さな変化が大きな出来事の前兆であることもよくあるからです。
出典:介護専門職の総合情報誌『おはよう21』2005年6月号、中央法規出版