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福祉マイスターへの道 毎日更新

介護ベッドの使い方

【Q】
 Eさんは寝たきりで、食事はベッド上でヘルパーに介助をしてもらう必要があります。ある日、担当ヘルパーが急病のため代わりのヘルパーが入り、ベッドをギャッジアップして食事介助を始めたところ、Eさんの食が進みません。
 そのうち「気分が悪い」といわれたので食事を中止。ベッドを元に戻し、しばらく休んでもらったところ良くなりました。
 ベッドの使い方が悪かったのでしょうか?

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【A】
 介護ベッドの背上げ機能を利用したときには、必ず介助動作を加えなければなりません。たとえば、ベッドの背を上げたときには、ベッド面と背中との摩擦によって身体が上方向に引っぱられたり、胸部や腹部に圧力が生じたりすることがあります。ですから、いったん上半身をベッドから浮かすような介助をして、ズレや圧迫から利用者を解放する必要があるのです。
 また、安定した座位が保持できているかどうかを確認し、不安定であればクッションを脇などにセットして安定させましょう。クッションには褥瘡防止用や体位変換用にさまざまなタイプがあります。
 ベッドの背を寝かせたときも、一度軽く側臥位にするなどして、身体がつっぱるのを防ぐよう気をつけてください。

出典:介護専門職の総合情報誌『おはよう21』


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