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福祉マイスターへの道 毎日更新

杖の正しい使い方

【Q】
 右大腿骨を骨折して手術し、退院後に1本杖を使い始めたDさん。ある日、室内を移動しようと杖を握って歩き始めましたが、杖の握り方を間違えていたため、バランスを失い転倒しかけました。幸い、そばにいたヘルパーがあわてて身体を支え、事なきを得ました。
 杖の正しい使い方を教えてください。

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【A】
 一本杖に前後の向きがあることを知らない人は意外に多いのではないでしょうか。前後を逆にして使うとグリップが握りづらく、手のひらから抜け落ちやすい上、杖にかかる荷重も高くなってバランスを失いやすくなります。必ず正しい握り方をするよう気をつけてください。
 また、どちらか片方の足の支持性が悪いために杖を使う場合、利き手がどちらかにかかわらず、患側の足と反対側の手で杖を持つことが基本です(身体の状況によってはこの限りではありません)。そうすることで、患側の足にかかる荷重を和らげることができます。

出典:介護専門職の総合情報誌『おはよう21』


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