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福祉マイスターへの道 毎日更新

介護ベッドの使い方

【Q】
 室内の移動は手すりなどを利用して自力でできるものの、「最近よくふらつく」と訴えていたAさん。ある日、ベッドから立ち上がろうとしたところ身体がふらついたため、ベッド柵にしがみつく姿勢になってしまいました。そして、勢いあまって、ベッド柵を引き抜くように転倒。腰を強打してしまいました。
 介護ベッドの正しい使い方を教えてください。

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【A】
 一般的な介護ベッドの柵は、あくまでも転落を防止するためのもの。簡単に取り外しができるようになっている上、強度面でも強い荷重に耐えられるようにはできていません。ですから、つかまったり体重をかけたりするのは危険です。
 必要であれば、起き上がりや立ち上がり専用の福祉用具を取り付けましょう。ベッドの背ボトムに固定できるラッチ付きベッド柵や介助バーなど各種あります。
 介護ベッドのマットレスについては、マットレスの上に布団を敷くと、しわになって褥瘡の原因になったり、背を上げたときにずり落ちて不安定な姿勢となる原因になります。
 マットレスだけでは寒いときやマットレスの硬さが合わないとき、褥瘡が生じやすいときなど、専用のベッドパッドをマットレスの上に敷くようにしましょう。ベッドパッドには、四隅をマットレスに固定できたり、通気性や体圧分散効果に優れたものなどがあります。

出典:介護専門職の総合情報誌『おはよう21』


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