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福祉マイスターへの道 毎日更新

デイケアプログラム(全体集会)

【Q】
 全体集会(コミュニティ・ミーティング)のもち方はどうすればよいでしょうか?

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【A】
 デイケアは、精神科病院での入院治療とは根本的に異なっています。病院はどうしても狭いところに大勢の人が住む共同生活が基本で、そこには永年の間につくりあげられた、有形、無形の規則や約束ごとがたくさんあって、生活の枠組みがつくられています。
 デイケアをより効果的に運営するために、全体集会、すなわちコミュニティ・ミーティングが必要になってきます。
 ここでいうコミュニティとは、デイケア全体、すなわち患者さんである通所者と、すべてのスタッフのことを指します。コミュニティが集まって、話し合いのをもつことをコミュニティ。ミーティングと呼びます。コミュニティではいろいろなことが起き、いろいろな人が出入りするわけですから、思いもかけない問題、葛藤などが生まれる可能性があります。そうした問題についていつでも話し合える場所としてコミュニティ・ミーティングは重要な役割を果たしています。
 コミュニティ・ミーティングでは、どんなプログラムを実行するか、予定をどう立てるかなど実際に必要な話し合いの事項があるでしょう。そうしたことを話し合いで決めることも必要です。しかし結論を出してしまっておしまいにせずに、そのときにその過程のそこに流れている皆の気持ちについて検討することのほうが大切です。ですから仮の結論を出すことで満足せずに、じっくりと気持ちに聞き入ることが大切です。

出典:日本デイケア学会編『精神科デイケアQ&A』中央法規出版、2005.


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