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面接でのアセスメントのしかた(2)

【Q】
 面接を通じて利用者のことを深く理解したいと思うのですが、うまく質問することができません。面接でのアセスメントのしかたについてヒントを教えてください。

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【A】
 対人援助職者にとって「質問をする力(質問力)」を身につけることは、仕事の質を高めていく上で欠かすことができない要素です。
今回は「職業歴」について考えていきます。
 職業歴をアセスメントすることで、人生の価値観や考え方の傾向、身についた習慣、楽しみとつらさ、人間関係の作り方など、人によって異なる「こだわり」を把握することができます。

(1)人生で就いた「職業」をきく
・「職業歴」(転職歴)を時期・年齢で質問する
 例「ご実家はどのようなお仕事をされていましたか?」(家業)
 例「東京オリンピックの頃はどのようなお仕事でしたか?」(1960年代)
・「仕事の内容」を質問する
 例「お仕事は事務方なのか現場なのか、どちらでしたか?」(役割)
 例「部下は何人ぐらいいらっしゃいましたか?」(立場)
・「働き方」を質問する
 例「何時から何時くらいまで働いていらっしゃいましたか?」

(2)職業が影響する「価値観(こだわり)、生活習慣、人間関係」
・「価値観」を質問する
 例「仕事を続ける上で大切にしてこられたことは何ですか?」
・「生活習慣」を質問する
 例「○○のお仕事だと、毎日はどのような暮らしぶりでしたか?」
・「人間関係」を質問する
 例「仲の良かった同僚にはどのような方がいらっしゃいましたか?」

出典:高室成幸著『ケアマネジャーの質問力』中央法規出版、2009年


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