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福祉マイスターへの道 毎日更新

初回面接の前に準備することは?

【Q】
 仕事に就いて間もないケアマネジャーです。利用者との初回面接に臨む際、どのようなことを準備しておけばよいでしょうか?

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【A】
 初回面接はその後の援助関係の形成や支援の方向性などに大きな影響を及ぼす重要な場面です。どのような利用者であっても、次の3項目の準備をしておくとよいでしょう。

1.情報収集の計画
 事前に把握している情報のなかから、利用者や家族によって提示された問題や希望を把握し、どの点を重点的に情報収集するべきかについて計画を立てます。問題に関連があると考えられる事柄(例:子どもが近所に住んでいるにもかかわらず、まったく交流がない、など)についてもチェックしておきます。そして、どのように面接を進めていくかについて考え、必要に応じて頭の中でシミュレーションやロールプレイを行います。

2.利用者の視点の養成
 自分と利用者や家族との違い(年齢や性別など)を認識し、利用者の視点を養います。さまざまな方法で、「もし自分が利用者だったら……」と考えられる能力を養いましょう。その際、利用者の生きてきた時代背景を知る資料、自分の経験、利用者と同様の事例、同じような問題を抱えた人に関する書籍やビデオなどが活用できます。

3.社会資源に関する情報の準備
 利用者や家族から提示された問題や希望に関する社会資源の情報を整理するとともに、資料を準備します。

出典:高良麻子著『ケアマネジャー実践力向上ワークブック 基礎編』中央法規出版、2008年


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