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福祉マイスターへの道 毎日更新

地域のニーズがわからない

【Q】
 地域福祉の担当となり、地域の行事や事業を企画しなければなりません。住民や地域のニーズをどのように把握すればよいのでしょうか。

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【A】
 手始めにアンケート調査などを行ってみるのがオーソドックスな方法です。その際、対象者は不特定多数の住民というより、その事柄に詳しい専門職や住民団体などに的をしぼるデルファイ法による調査も一つの方法です。
 その際、気をつけなければならないことは、地域住民対象の行事や事業を検討しているのに、いつのまにか自分好みの事業になったり、自分の理想とする仮想の住民ニーズにすり替わらないように注意することです。そのためには、日頃から地域を歩き、住民と接し、そのニーズに実際にふれる機会を多くすることが大切です。その機会が少ない人は、直接住民と接している専門職やボランティアなどと積極的に交流し、話を聞くことで補うこともできるのではないでしょうか。
 地域のニーズ把握は地域支援の基本ですが、個別ニーズほど簡単に把握できない面もあるので、いくつかの行事や事業を企画し、その実施と評価のくり返しから徐々に明らかにしていくという方法もあります。

出典:神山裕美・木戸宜子編著『あれ?困った!どうしよう!? 対人援助・生活相談サポートブック』中央法規出版、2008年


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