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福祉マイスターへの道 毎日更新

脱衣室の拡張

【Q】
 脱衣室のスペースが十分でなく、時間に追われた対応になってしまいます

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【A】
 脱衣室のスペースは、浴室の1.5~2倍はほしいところです。浴室の中には実際に入浴している人しかいませんが、脱衣室には「これから入る人」と「今入ってきた人」がいて、浴室の2倍の人が存在することになります。
 元々の脱衣室が狭いのであれば、第二脱衣室を作ることを提案します。温泉浴場にある「湯上り処」のようなイメージです。
 第一脱衣室で裸ではない程度の身支度ができたら、第二脱衣室に移動し、十分な水分を補って汗がしっかり引いてから、上着を着たり靴下・靴を履きます。身体がほぐれると心もほぐれ、おしゃべりも弾みます。脱衣室を単なる脱衣スペースとしてではなく「社交の場」として活用しましょう。
 脱衣室がもう少し広ければ、ベッドを置くこともできます。普段は長椅子や脱衣かご置き場として使うことができます。入浴後は体調の変化を起こしやすいので、必要に応じて横になることができ、処置台としても使うことができます。

出典:上野文規+下山名月監『お風呂が生活を変えていく』中央法規出版、2007年


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