おむつの処理
2010年07月14日 10:00
【Q】
自宅で介護する家族から、使用済みの紙おむつのにおいについて相談がありました。ビニール袋に入れていますが、鼻をつくにおいが漏れています。
【A】
使用済みの紙おむつは、密閉することでにおいを防ぐことができます。ビニール袋に入れて袋の口をぎゅっと縛ればよいのですが、毎回ビニール袋を使うとコストがかさみます。そこで、使用済みの紙おむつを新聞紙で包みます。新聞紙はかさばりますが、においをかなり軽減できます。新聞紙で包んだ紙おむつは、密閉できる容器に入れてください。さまざまな消臭剤も市販されているので、においが気になる場合は使ってみてください。
質問からは少し離れますが、部屋中がにおって困るときは、高齢者の口臭やシーツのにおいが原因の場合もあります。その場合は、どこからにおいがしているのかを確かめましょう。口腔ケアをていねいに行った結果、部屋のにおいが激減した例もあります。
シーツや枕がにおう場合は、洗濯時に洗濯用消臭剤を使ってください。脱臭機を使用するのも方法です。
出典:浜田きよ子編著『自立を促す排泄ケア・排泄用具活用術』中央法規出版、2010年