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福祉マイスターへの道 毎日更新

医療機関との連携

【Q】
 医療機関との連携の必要性は承知していますが、連絡もとりにくく、腰が引けてしまうことがあります。どうすればスムーズな連携ができるのでしょうか?

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【A】
 主に福祉職を基職とするケアマネジャーが抱える問題です。慣れていないという側面があるにせよ、ケアマネジメントにおいて医療情報は欠かせませんので、どうしても医療との連携が必要になります。ただ、ハードルの高さは、医療側の情報提供の必要性の認識の度合いにもあります。医師がすべてケアマネジャーに協力的かというと、決してそうではない場合があるでしょう。このことが医療機関を敷居が高いと思ってしまう原因の一つなのですが、ケアマネジャーもそこで遠慮してしまってはうまくいかないでしょう。医療機関側もケアマネジメントを理解し、医療情報を提供することの重要性を認識することの双方が成り立ってはじめて、連携はとりやすくなることでしょう。
 連携には双方が歩み寄り、良好な関係を作り上げていく必要があります。医療機関に限らず、各機関の担当者が共通理解できる状況を地域のなかで作り上げていくのもまた、ケアマネジャーの役割なのです。そうして初めて対象者に関する必要な情報がスムーズに共有されるようになるのです。

出典:能本 守康著『改訂 初めて学ぶケアマネジメントテキスト』中央法規出版、2009年


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