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福祉マイスターへの道 毎日更新

すぐに熱を出す子ども

【Q】
 保育所で保育士をしています。今年入園の3歳の男の子ですが、何かあるとすぐに熱を出してお母さんにお迎えに来てもらっています。熱のないときには元気なのですが、しょっちゅうなので気になっています。

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【A】
 乳幼児期にはあまり病気をしなかったのに、集団生活が始まる頃から頻繁に熱を出すことがあります。たいていの場合、ウイルスや細菌による上気道感染症、いわゆるカゼ症候群が原因であることが多いです。一般的には、5歳ぐらいまでは年に平均6~8回、小学校以降は3~4回風邪をひくといわれ、そのたびに免疫力(抵抗力)が備わっていくといえます。
 そうはいってもあまり回数が続くとやはり心配です。まず、発熱の期間、食欲の有無、鼻水や咳、のどの痛み以外に具合の悪いところはないかよく観察してください。これらの状態が発熱のたびに違ったりだんだんと重くなるようなときには、単純な風邪でない場合も考えられますので、医師などの専門家への相談をすすめてください。ただ、治りかけには抵抗力が低下しているので、他のウイルスが入りやすく、治る頃に微熱(37.5度前後)が長く続くこともよくみられます。このような場合も再び熱がぶり返したと思われることもあるようです。
 風邪は時にこじれることもあるので、まずは手洗い、うがいを忘れずに、栄養バランスを考えた食事をとり、こまめに水分補給したりなど、基本的な生活習慣を整えることが大切です。かかってしまった場合は無理をさせず、十分に休息させましょう。

出典:巷野悟郎監修、こどもの城小児保健部編『知りたい! 子どものからだと心 身近なQ&A』中央法規出版、2001年


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