介護予防の視点2
2010年05月11日 10:00
【Q】
介護予防では、高齢者にどのような視点でかかわればいいのでしょうか? 支援のポイントを教えてください。
【A】
1.高齢者にありがちな関節痛(関節疾患)を、未然にいかに減らせるか、というかかわり
まだ疾患の兆候が出る前の状態ですから、個別にそのような人を探し出すことは難しいでしょう。ですから、基本的には個別のケアマネジメントは行えません。むしろ、集団的に高齢者を集め、疾患予防対策を講じる方法になります。
役割としては、保健センターなどの地域の保健機関が中心に実施することになるでしょう。そこで集団的な予防策を考慮した総体的なケアマネジメントが展開され、必要に応じ「健康体操教室」などの介護予防サービスが実施されます。
出典:能本 守康著『改訂 初めて学ぶケアマネジメントテキスト』中央法規出版、2009年