イベントの周知
2010年04月28日 10:00
【Q】
特養の主任介護職です。利用者の家族だけでなく、地域の方や子ども達も集めたお祭りを開きたいのですが、より多くの方に来てもらうためにはどうしたらよいでしょうか。
【A】
イベントを周知させるには、広告・広報を上手に活用する必要があります。おおざっぱに説明すれば、「広告」は、マスコミ(新聞やテレビ、雑誌など)や交通機関(駅のポスターや車内の吊り広告)などを利用する有料の宣伝のことです。「広報」とは、メディアに働きかけて無料で打つ宣伝のことです。
広報としては、まず行政の広報紙、タウン誌の情報コーナーがあります。新聞やテレビでも情報コーナーがあります。発行時期がイベントの告知タイミングと合うように、できるだけ早めに役所の発行部署やタウン誌会社に問い合わせて、情報を提供します。
情報提供の工夫としては、イベントの日時や場所、対象や費用、主催者情報や連絡先、担当者など、一連の情報をすっきりと1枚の紙にまとめることです。これをファックスやメールで送信したり、都道府県庁の記者クラブなどに出向いて配布するとよいでしょう。直接出向いて説明したり電話口でしゃべったりするよりも、効果があります。
また、特にマスコミに取り上げてもらうには、イベントがただのお知らせなのではなく、「時代のトレンド」であることを工夫して付け加えることが必要です。このようにして、無料で広報することを追求してみてください。
(出典:内藤 晃著『施設長の資格!』中央法規出版、2009年、pp.122~127)