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福祉マイスターへの道 毎日更新

チームアプローチのポイント2

【Q】
 ケアマネジャーの仕事では、チームアプローチが大切だと言われます。チームのなかでどのような役割を取り、どのように適切なメンバーを選んでいけばいいのでしょうか?

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【A】
 ケアマネジャーは、チームを作る際に単にサービス種目だけでだけで地域のサービス事業者を選定してはいけません。それぞれのサービス事業者の特性や技術レベルを事前に「調査」し、把握しておくことで、その対象者にあったサービス事業者を選定することができるのです。そうしたうえで、チームメンバーとして依頼するのです。
 もし仮に、チームを形成した後、サービスを実施しても期待した結果が得られず、その原因がサービス事業者の技術不足によるものと判明したならば、ケアマネジャーのかかわりによってサービス事業者の技術を改善していくか(社会資源の開発)、それができない場合は、チームメンバーの交代をしなければなりません。すなわち、サービス担当者の変更、サービス事業者そのものの変更です。これは辛い作業かもしれませんが、望む暮らしを実現するためには妥協せず、ケアマネジャーは状況を判断し、適切な対応をしなければなりません。そして、状況が変化したならば、その都度カンファレンスを開催し、チームの結束を高めていきます。
 このようにしてケアマネジャーは、チームを常に良い状態に保ち、チームアプローチによって望む暮らしの実現を図っていくのです。

出典:能本 守康著『改訂 初めて学ぶケアマネジメントテキスト』中央法規出版、2009年


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