マルトリートメント
2010年03月12日 09:00
【Q】
子どもへの虐待に関連して、マルトリートメントという言葉を聞きます。これはどのようなものでしょうか?
【A】
子ども虐待より広い概念に、「マルトリートメント」という考え方があります。大人、あるいは行為の適否に関する判断の可能な年齢の子ども(おおよそ15歳以上)が、18歳未満の子どもに対して“不適切な行為”をすることをマルトリートメントといいます。
例えば、学校によるいじめ・体罰、施設内での年長児による年少児へのいじめ、安全に配慮しない養育、家庭での事故、脅かしなど、明らかに危険が予測されたり、子どもが苦痛を受けていたり、心身に問題が生じているような状態をいいます。
出典:徳永 雅子著 『子ども虐待の予防とネットワーク―親子の支援と対応の手引き』 中央法規出版、2007年