ページの先頭です。

ホーム >> 福祉専門職サポーターズ >> 毎日更新 福祉マイスターへの道
福祉マイスターへの道 毎日更新

身体状態の変化を把握するには

【Q】
 介護職出身のケアマネジャーです。医療的な観点からのモニタリングに不安があります。どのような点に注意をすればいいのでしょうか?

続きを読む

【A】
 まず、すべての利用者に共通するのが以下の項目です。

 1.食事の摂取状況、排泄パターンの把握
 2.服薬状況の確認
 3.活動範囲の確認
 4.介護者、ヘルパーなど身近に接している人からの聴取

 この上で、疾患別のモニタリングポイントを把握します。
 例えば、高血圧、心疾患、脳血管疾患では、特に服薬状況に留意しなければなりません。嚥下障害であれば、主治医に相談した上で目標水分量を設定し、摂取しやすい携帯を考慮します。糖尿病であれば、定期通院により検査を受けているかが重要なポイントです。また、服薬、インスリン注射は命綱ですから、自己管理と家族管理能力の見極めが重要です。
 なお、身体状態の変化や聴き予測をキーワードにしたとき、主治医を抜きにモニタリングはありえません。「安定した状態で在宅生活を続けることができる」のは、疾患のコントロールができているからこそです。主治医は一緒に力を合わせるパートナーなのです。


出典:ケアマネジャー編集部 編 『ケアマネジャーのためのモニタリング読本』 中央法規出版、2004年


ページトップへ
文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books