精神保健福祉における「コンシューマー」
2009年11月12日 09:00
【Q】
精神保健福祉の領域で、コンシューマーという言葉を耳にしますが、どういう意味でしょうか?
【A】
商品やサービスなどを消費する人を消費者、コンシューマーといいます。精神保健福祉領域においては、精神保健福祉に関するサービスを利用する人を、コンシューマーと呼んでいます。
精神障害者を精神保健福祉サービスの消費者(コンシューマー)としてとらえる視点は、1963年のケネディ教書が端緒とされています。この中では精神障害者を、精神保健福祉サービスに対する消費者として、安全を脅かされない、情報を知る、サービスを選ぶ、サービスに意見を反映させるという4つの権利の行為主体者としています。
出典:『精神障害者の相互支援システムの展開』中央法規出版、2008年