SOSのサインの見極め方
2009年09月16日 09:00
【Q】
危機状態にあるとアセスメントした精神障害者を支援しようと思いましたが、問題なく過ごしているようにも見えます。具体的にどのようなところを見ていけばよいのでしょうか?
【A】
危機状態を知らせるサインは、日常的に発信されているものですが、すぐに普段と変わりなく過ごしている様子なども見受けられ、振幅することから見過ごされることが多くあります。そういえば…という過去の変化の兆しに思い当たることが、身近な家族や友人などから語られることもあります。他者に発信するSOSのサイン(表)は、誰もが経験してきていることですが、その認知と対処には、周囲の状況と密接で個別性があります。
大事なことは、自分で自分のストレスのサインに気づき、その克服のための方法を見つけることであり、そのための学習支援が必要です。
表 ストレスのSOSのサイン
出典:『精神障害者の相互支援システムの展開』中央法規出版、2008年