肉類をまったく食べない利用者がいて、困っています
2009年09月28日 09:00
【Q】
うちの施設の利用者は魚が大好きです。それはそれでよいのですが、肉類をまったく食べません。肉類が出た日には『私は食べないからね』と、ほかのおかずだけしか食べません。
栄養が偏るのではないかと心配しています。
【A】
高齢者のなかには、魚を好み、肉類を好まれない方も少なくありません。肉類をまったく食べない場合、脂肪分やたんぱく質の栄養の偏りがみられます。ミンチなどを利用し、肉だんごにしてみたり、コロッケやオムレツに肉をきざんで入れてみると、見た目が「肉そのもの」ではないため、食べていただける場合があります。
調理は見た目が大切です。嫌いな食品でも、盛り付けや調理の工夫でおいしく食べていただけることができるでしょう。
しかし、「栄養が……」と無理強いして食事をしていただくのは逆効果です。まずは見た目に工夫をします。好きな食べ物に加えて調理する、盛り付けるときに嫌いなものが目立たないように盛り付けるなど、さまざまな工夫が考えられます。そのためにも、利用者の食事の仕方や食べるときの癖、好きなものなどの情報をしっかりと把握します。コミュニケーションをしっかりととり、おいしいと感じていただける食事の提供を心がけましょう。
出典:『食事ケアことはじめ』中央法規出版、2006年