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福祉マイスターへの道 毎日更新

食前の薬は食後に飲める?

【Q】
 「食前の薬は忘れてしまうから」と、食前と書かれているにもかかわらず、食後に飲む利用者がいます。本人は問題にしていませんが、この場合、効果などに変化はないのでしょうか? 皆さんは、問題ないと考えますか?

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【A】
 服用時間は薬の特性に合わせて決められているので、決められた方法で服用しないと効果が出ない場合があります。
 たとえば糖尿病薬は食前に飲む薬ですが、薬の効果がピークのときに食事を終えている必要があり、糖尿病の原因である糖の吸収を妨げるために飲む場合もあります。
 薬をもらう際には、薬剤師が服用方法の根拠を説明してくれますが、不明な場合は再度問い合わせてみましょう。

●服用時間の考え方
食前…食事の30分前に飲みます。
食直前…「いただきます」と箸を上げる前に飲みます。
食後…食事をしてからおよそ30分後に飲みます。
食直後…「ごちそうさまでした」と箸を置いた直後に飲みます。
食間…食事と食事の間、食事をしてからおよそ2時間後に飲みます。
就寝前…就寝するおよそ30分前に飲みます。
頓服…痛みや発作などの症状が出てつらいときに、医師の指示に従って飲みます。


出典:藤澤節子『介護者が知っておきたい薬のはたらき』中央法規出版、2006年、94頁


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