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和田行男の「婆さんとともに」 2013年12月

2013年最終盤はヨーガで「自分との向き合い」

 みなさんにとって2013年はいかがでしたか。
 まだ。大震災の影響で「振り返る余裕があるか!」っていう方々もたくさんいることでしょうに、気楽に生きさせていただいて申し訳ないとは思います。でも、やっぱり当事者のようには思えないし生きられないですね。
 ほんと、ノーテンキな話で申し訳ないですが、気にしながらも目をつぶって語らせていただきますね。



目的は手段を正当化させる

ホテルで夜中に映画を観るのが、僕のひとつの楽しみ。特に任侠映画が大好きなのだが、いろんな関係だろう、任侠映画はホント少なくなった。
任侠映画の中に日本人の文化が詰まっているし、仕事に生かせることやヒントがいっぱいあると思って見てきただけに残念でならない。
 先日見たのは、古い戦争もの。ベトナム戦争を反戦的に描いた映画だったが、そこに登場する軍曹のセリフに「目的は手段を正当化させる」というのがあり、こころにとまった。

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仙台「光のページェント」。確かに光は美しかったが…



水も舌足るいい焼酎

 認知症になると、どうしてもそれまでの暮らしに制限を加えざるを得なくなる。
 理屈で「暮らしの継続」なんて言ってみたところで、それまで通りの暮らしを営むことはできないし、それを支えきれるものでもない。
 でも、認知症になったことを少しお借りし、事実真実ではなく実感真実を大切にする支援で、本人にとって「それまでと変わらない」と実感してもらえることは可能である。
 全国各地でそれに取り組んでいる専門職に出会うが、先日も大分県の町でこんな話に出会い、愉しくなった。



ちびっこ編成風に学ぶ

 入居者同士のケンカやいじめ。
 これに対する質問もよくいただくが、こんなところからヒントをもらってはどうか。

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 行政主催の「認知症になる私たちへ」ってお題の市民講演会ってステキでしょ。センスの良さを感じました。並んでいる人たちは劇を公演中です。皆さんの普段の関係の良さを感じました。無断で掲載してごめんなさいね。



願いの引き出しと実現

 日常生活の中でふとしたときに聞こえる「願い」。
 この「願い」を満たすことも僕らの大事な仕事だ。認知症の原因疾患は、「その人にある願い」を口に出すことさえも難しくさせてしまうが、そのために僕らがいる。



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プロフィール
和田 行男
(わだ ゆきお)
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイサービス・小規模多機能ホームなどを統括。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

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発行:中央法規
→ご注文はe-booksから
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