ふと気づく
この時期になると「いただかないようにしていても、ついいただいてしまうものに「風邪」と「ノロ」がある。
向こうさんが「あげ上手」なのか僕らが「もらい上手」なのか、気づけば身についている。我が家も僕以外全滅である。
「気づけば」というのは「気づかぬうちに」ということでもあり、自分が思いもしなかった時に思いもしないようなことに出くわすことは珍しいことではない。
何となく視線を感じ「ふと気づくけば」という経験があるだろう。、以前名古屋市でのウルトラマンからの視線について書いたことがあるが、横須賀の町をぶらついていると、今度は「鉄人28号」とご対面である。
最近の東京の街を車で走ったり歩くと、思いもしないところから“あやつ”が現われる。そう、“あやつ”とは「スカイツリー」である。
とんでもなくバカ高いタワーで「こんなところからこんなふうに見えるのか」と驚かされるが、意識して見てるとこれがなかなか面白い。ビルとビルの狭間から全容が見えたり、高いビルの上に先っぽだけが見えたり、道路につながって見えたりする。きっとそのうち写真集が出ることだろう。
雪の山形を歩いていると思わぬものに出会った。電話ボックスである。
今では見かけなくなったが、雪積もる夜の街で見かけた公衆電話ボックスはなかなかステキであった。
地元の知人からも、よく通る道であるにもかかわらずこんなところにあったかな???と言われるほどでしかない存在感だったようだが、くっきり浮き上がった今日のボックスは存在感たっぷり。
婆さんも同じ。職員も同じである。
人はみな誰でもどんな状態であったとしても、周りによって「ふと気づかれる存在」である。
ふと気づける専門職でありたい、人でありたい。
コンクリートで
埋められても
けっして屈しない
雑草のように
雪に
埋もれても
けっして屈しない
花のように
間もなく発表される「介護報酬なんかに一喜一憂しない不屈さを!」とは思うが、それにも限度ってものがある。
開けてびっくり・腰を抜かして立てなくなる数字になっていないことを今は祈るばかりだ。
ふと気づいたときに「非正規職員だらけの事業所に逆進」「労働基準法違反だらけの事業所に逆進」「食事・排せつ・入浴の三大介護のみの事業所だらけに逆進」「施錠して閉じ込める事業所だらけに逆進」とならぬよう、介護報酬を決める人たちには気づいてもらいたい。
さらに怖いのは「人手不足で休止だらけの介護保険事業所」になることで、都市部に限らず山間部などでも「介護職従事希望者不足」は深刻な事態なのである。
25日に全容が出てくる。みんな注目しよう!
コメント
気がつかないうちに
熱が出て、めずらしく2日ダウンした。幸いインフルエンザの検査は(-)だった。病院では隔離されたりで貴重な体験をさせていただいた。隔離は想像していたよりさみしい気分になった。
そしてこの業界はおそろしい。。。
なぜか知らない人が私がインフルエンザかもと休んだことを知っていた。。。
みんな心配してくださったのでありがたのだが。
人手不足は深刻。
新規の利用を問い合わせると、人材補充できるまで新規が受けられないと返事が複数事業所からあった。うちも綱渡り状態。
これで報酬が下がるサービス事業所はどうなるか。
休止やむなしという声もすでに聞こえている。
利用希望のじいさん・ばあさんや家族からの問い合わせは続いている。
現場の声を身近な行政にも伝えているつもりだが、力不足は否めない。
めげずに走るよ。(転がった方が早いとも言われる)
GHの管理者になってあっという間に6年が過ぎ今は、2月1日に開設する小規模多機能の準備に大忙しの中、職員に元気を貰っている今日この頃です。
開設する小規模多機能ははGH併設ということもありGHにも介護経験のある人、ない人等数名の仲間が加わりました。その新しい仲間から気付かされることがあります。
自分で動くことはできるのですが、起き上がり方が分からず上手く起きてこれないタマさん、着替えることはできるが自分で上手く着替えることができないタマさんに新しい仲間は、ゆっくり優しく声を掛けながら支援しているが「やかましい」というタマさん。
私達にとってはよくある朝のタマさんの様子。新しい仲間は「私の声の掛け方が悪かったんです」と落ち込む。私達は少し、いやすごく不機嫌になるが少しすると笑顔になるタマさんだから大丈夫といつの間にか落ち込むこともなくタマさんの朝は不機嫌から始まる事になってしまってる事に気付かされた。
献立を新しい仲間がフサさんと相談中、「うどんにしよう」とそこで私が一言「フサさんうどんきらいよなぁ」でも結局その日のお汁物は、うどんに決定。
さて食事になると、なんとうどんを食べているフサさん。私達は、いつの間にかこの人はこういう人と決め付けてしまってたんですね。混乱を防ぐためにその人を知っていることはとても大切な事ですが、決め付けず常に知り続けようとしなければいけい事を思い出させて貰いました。
新しい事業の立ち上げ等で皆も不安の中忙しくしている私を「大丈夫、どうにかなる」と頑張ってくれている仲間達に元気を貰っている日々です。
私は 落ち込める職員さんって大切に思います。 自分の何がいけなかったのか 振り返りができるからです。私自身今 GHの仕事は離れて 老健で働いていますが 婆さんズに対する気持ちを失わずやりたいと思っています。 経験の有り無し関わらず 落ち込める人は すごく大切に思います。 なので 上司であれば 伸ばしてあげたいです。
GHに働き早10年・・・管理者にまでなってしまい、現場と行政の深く広い溝を知り、また、法には必ず抜け道がある事も教えて頂きました。24年度から10月開設のユニット型老健の開設準備に、お世話になる予定です。
かつての老健は多くの介護職員を腐らせてしまいました。介護としての専門性を見出せずに去っていったみんなへ!!
これからは、ハードや行政、流行に惑わされずに、自分達の本当にしたい介護をしませんか。
私達の職務は、教科書やセミナーが教えてくれるものではありませんでしたよね。
そう、いつも教えてくれるのは、目の前の婆様でしたよね・・・
PS
マメさんへ
人として一番大事なことは、落ち込んで自分を見つめる勇気ですよね。それが、分っておられるマメさんは、きっと素晴らしい上司なんでしょうね
初めてのGHで8年近く働き その中で 入社した職員さん二人とのトラブルのなかで自信をなくし 老健など 医療系のシステムも学びたいと 平社員から働いてます。地域密着と医療系の違いについて行くのが大変です。
業務に慣れていたGH時代は そういった職員さんを大切に利用者さんの心の平穏をねがってきましたが、いかんせん私自身の未熟があり 挫折しました。 毎日 学び ?と感じる事も 大切にしながら 働いてます。
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