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和田行男の「婆さんとともに」 2011年12月

年の瀬

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 今夜の我が家の主たる取り組みは年賀状づくり。そういやグループホームにいる頃、この時期になると年賀状書きに取り組んだものだ。



開花支援

 2011年も残すところ10日余りとなりました。
 今年はこの国に生きる僕らにとって「忘れることはない年」になりました。
 3・11だけでなく、人それぞれに「忘れることはないこと」っていうのがいくつかあるでしょうが、僕にとっては名古屋市で仲間たちと一緒に立ち上げた会社(株式会社波の女)で施設(認知症対応型共同生活介護と小規模多機能型居宅介護)をつくることが決まったことです。



へんじょこんじょ

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 小学5年生から新聞配達をしていた影響だと思うが、僕は新聞を読むのが大好き。新聞を読まないと何となく「忘れもの」をしているように感じるほどだ。
 へんじょこんじょとは、先週末に訪ねた長崎五島(写真)の方言で「いろいろ・あれこれ」だそうだが、新聞紙面から拾った「へんじょこんじょ記事」でつぶやいてみる。



何もない生活相談員

 介護保険法による通所系事業には、生活相談員の配置が義務付けられているが、生活相談員の職務は何もない。
 職務が何もないのに生活相談員の配置を義務付け、しかも生活相談員の要件を定めているなんて、どうなっているのか。
 介護保険制度がスタートした時からずっと言ってきたこの摩訶不思議な人員配置について、介護報酬議論の真っ只中だからこそ問いかけたい。



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プロフィール
和田 行男
(わだ ゆきお)
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイサービス・小規模多機能ホームなどを統括。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

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定価:¥1,680円(税込)、10月20刊行
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タイトル:『認知症になる僕たちへ』
著者:和田行男
定価:¥1,470(税込)
発行:中央法規
→ご注文はe-booksから
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