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和田行男の「婆さんとともに」

コメントへのコメント2009年末

 今年もたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。根が不精なもので。コメントをいただいておきながらほったらかしにして申し訳ないです。
 今年はこれが最後のブログになりますので、可能な限り皆さんからいただいたコメントに対してコメントを書かせていただきます。

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○9月2日ブログ「手を焼く自分」
・ナイショさんより
「あるある。わかるわかる」
 ことによっては、コミニュケーションはこの程度でOKということですよね。
・秋号で再会さんより
「同じような単語を使っておられる」
 どれが同じやったんやろかって真剣に考えましたが、そのうち「単語がどれかなんて、どうでもいいや」って思えました。共感ってそういうことですよね。
・BATさんより
「シークレットライブで全部発散してください」
 ライブ前夜に相方に練習に誘われて発散しすぎ、ライブはボロボロでした。でもステキな出会いがありました。またやりましょう。
・みももさんより
「この日記を読んでふっと肩の力が抜けました」
 うちの職員たちは、僕と付き合えば付き合うほど全身脱力・脱水状態ですよ。うちの職員に言わせれば「日記を読む程度が健全な和田との付き合い方だ」と思っていると思います。

○9月21日ブログ「わけ」
・makoさん
「和田さんも、みなさんも広い視点を持ってみませんか」
 10月2日に和田からコメントしましたが、広い視点のことをもっと語ってほしいです。何をもって広いのか狭いのかが伝わりませんでした。いまだ不消化便状態で気持ち悪いんです。お願いしますね。

○9月28日ブログ「外は論の外」
・森のタヌキさん
「和田さんの今日のブログを資料にして考えてみましょうか」
 嬉しい限りです。このように材料にしていただけるとありがたいです。正しいとか間違っているとか、好きとか嫌いとか、良いとか悪いではなく、議論の材料にしてもらえることが一番嬉しいです。
・はしもとさん
「あまりにも一事業者や個人の資質に頼りすぎているように思います」
 僕もそう思います、「介護」はまだまだヒヨコですね。介護のシステムはまだまだ欠陥だらけ。現場の実践の「後付」で仕組みが講じられているにしか過ぎない現状なのに、現場に求めてくることは「先付」というのは納得がいかないし、これでは追いつかないで疲弊しまくるか無視しまくるでしょうね。だから言葉でごまかすしかないから、言葉の到達(例えば尊厳をもって)と実態(例えばずっと施錠して閉じ込めておく)にズレが生じるんです。
・ゆみさん
「当たり前のコトが当たり前でなくっちゃわないようにしていきたい」
 なくなっちゃわないようにするには「ちから」を働かせるしかない。「ちから」を緩めた途端に「患者」の世界に引き戻されてしまう認知症。
 先人たちの努力の成果を引き上げていくための「ちから」を働かせていきましょう。「当たり前のコトが当たり前であり続けるために」ね。
・・・・さん
「通所利用者にも市民権を」
 まさに「自立した日常生活を営むことができるようにする」という介護保険法の目的に合致した「市民権」の視点は、僕もとても大切だと思いました。
 でも片方で通所介護等介護保険事業は「儲け」の対象にされてもいます。儲けることがダメなわけではありませんが、「儲けるためには何でもありにならないよう、お上も苦心しているんだろうな」と含んで考えないと、大切なものを見失いかねませんからね。

○10月5日ブログ「どう応えられる」
・たくさんの皆さん
 そう呼びかけたところ多くの方々からコメントが寄せられました。コメントをいただいた方々の職種も職能もわかりませんが、こうして皆さんで一緒に考えていけるのもブログのよさなんだなと実感しました。
 また何かの機会にみんなで考え合いましょうね。
・10月13日 58歳いち・介護福祉士さん
「介護職の言葉は無視されました」
 医師とのやりとりに限らずですが、まだまだ専門職が対等に意見を交わせる関係にはなっていないのが現状でしょう。でも「あの時の悲しさ」にするのではなく「あの時の悔しさ」にして僕ら自身が奮起しないと、他力本願では解決できないでしょうね。
 介護職は本も読まないし勉強しないとよく聞きます。確かに自分も含めて「自力」を引き上げる努力が、医師や看護師に比べて弱いように思います。
 婆さんを真ん中において、専門職が対等に語り合えるよう自分を引き上げていかなければと改めて思いました。

○10月13日ブログ「分散の策」
・塩田えり子さん
「久しぶりにお会いでき…頑張っている和田さんに力をたくさん貰いました」
 僕が初めて勤めた高齢者福祉現場の先輩と知り合って22年、場所は違っても同じ世界で尽力されているのを聞いて、僕の方こそ励みになりました。またゆっくり語り合いましょう。

○10月20日ブログ「まだ思考途上」
・畑さん
「本人のもつ可能性や人間の能力に驚かされています」
 前文に「認知症の方と関わり(関わることで)」とあるのですが、きっと人間そのものを指しているのでしょう。婆さんのこともそうですが、職員もおなじですよね。そう考えると「優秀」なんて言葉はぶっ飛びます。
 10月27日のたろさんも同感してくれるはずです。ね、たろさん。
・sakuraさん
 「就労や役割だけがその人ではないとも思います」
 僕は「役割」はよくわかりません。人はどんな役割をもって生きているかって考えて思いつくことは、「遺伝子をつなぐこと」と「オスとメスの行動」くらいしか描けないんです。あとは生きていくための必然であって役割ではないと思っているからです。
 でも就労は違います。
 就労は限定的に語れば「生きていくための手だて」ですから、障害を負っても就労は必然と考えています。「就労なんてしたくない」という人には「生きていくための手だてを放棄しないで欲しい」と呼びかけたいです。それが「生きている」という生きる主体者としての証で、「生かされている」とは違うということです。だから就労の機会保障にはこだわります。たとえどんな障害をもっていても。

○10月27日ブログ「のりぴーニュース」
・たろさん
 「報酬が上がって優秀な人材がこぞって集まるような業界にしたいです」
 たろさんは、きっと優秀なんでしょうね。
 僕には「優秀な人材」は意味不明です。本当はスパッと、「報酬が低いから劣な人材しかこない」と言いたかったのではないでしょうか。
・寺内美枝子さん
 「この仕事には、向き不向きはあると思います」
 僕はどの仕事も、向き不向きが“あるともないとも”思えないんです。もしあると固定視したら、「努力」は通じないことになります。
 努力が通じない仕事ってあるのかなと思うと、それはきっと「向き不向き」は他人から言われることではなくて自分の中の自分評価かなと思うんです。
 でも努力で解決できないことがあるのも確かですから、他人から評価されることも甘んじないといけないのかなと思ってしまうんですね。
 ただ僕らの仕事に限って言えば、努力次第で他人からの評価「○や◎」はもらえるようになると思いますが、いかがでしょうか。ただし、自己評価は別物ですよ。
 現役の寺内さんは「向き不向き」があると思っている以上、「自分は向いている」という自己評価なんでしょうね。
 僕の自己評価は「和田にとって天職だ!」です。
・みーこさん
 「この世界の魅力や理念を伝えられただろうか」
 皆さんより発信する機会をたくさんもっている僕の無精を感じます。これからも精進しますね。

○11月9日ブログ「自宅・居宅・在宅」
・sakuraさん
 「最近はそんなふうに思うことが多いです」
 どんなふうに思っているのかは文面だけではわかりませんが、少なくともたくさんの疑問を感じているということだと察しますし、まずはその疑問がとても大事なんですよね。僕もたくさんのことに疑問を感じられるように、もっともっと自分の感性を研ぎ澄ましていきたいです。
・よっちゃんさん
 「気ままに使い分けてきた自分の考えの至らなさ」
 よっちゃんさん、気ままに使い分けていいんですよ。でも、知って使い分けるのと知らないまま使い分けるのでは意味が違ってきますもんね。
 僕は権力を持っている連中が、ある獲得目標に向かって上手く使い分けていることには怒りを覚えますが、言葉を知らないままに使い分けている自分は好きですよ。
 知らないことほど強いものはないですからね。指摘されたら「知りませんでした。すいません」って言える勇気が大事だって思い込んでいます。だって知るまで使えなくなったら喋れなくなりますよ。

○11月16日ブログ「質問への応え」
・まっちゃんさん
 「できない方も本当はできるんですよね」
 小規模多機能型居宅介護での教訓を、既設の通所介護でも活かしてみてはどうですか。まっちゃんさんがやっていた通所介護を今のその視点で眺めると、できることを奪っていることに気づけると思いますよ。
・よっちゃんさん
 「少しづつですが、味方らしき人もできてきています」
 この「らしき人」が最高にいい。気に入った。まだよっちゃん的には??なんですね。来年は「らしき」がなくなるといいね。
・○島○原○○○り色物さん
 「おじさんに負けん様にせねばね」
 勝ち負けより「脳を駆使して」に置き換えて、「おじさんより脳を駆使せねばね」ですよね。ただ長く生きてきた年上の人にはかなわないところもたくさんあるから、その意味では負けてもいいのではないですか。
・ひよこ理事さん
 「グループホームの存在意義を示す最高の武器かな」
 グループホームに存在意義が特別に必要なのでしょうか。むしろ憲法や介護保険法の理念、専門職の存在意義といったものを突き詰めていけば、グループホームだとか特養だとかのステージの違いに関わらず、婆さんの生きる姿は「能力に応じて」になるのでは。
 これからも喧々諤々議論しあいましょうね。
・杉本浩司さん
 「握手して暖かさとかを覚えたりするんです」
 僕なんて女性と愛の交わりをしても覚えられなかったんで、握手だけで暖かさを覚える杉本さんって超能力者に思えますね。
 ただ杉本さんの場合は「暖かさ」なんですね「温もり」じゃなく。そこがとっても面白かったです。いつかきっと飲み語り合いましょうね。
・森本千鶴子さん
 「皆で考えたり喋ったり意味のある時間を持てたのではと思っておるのでございます」
 何をしていようが「意味のある時間」だったと「後述できる時間を過去に過ごせたという事実」がステキじゃないですか。その事実が次につながるんでしょうね。それをある人たちは成功体験なんて言うんでしょうかね。

○11月24日ブログ「歩車分離」
・あがさん
 「運転手が高齢化して自動車に乗れなくなったら、大変不便なまちでもあります」
 ずっとそう言ってきましたが、役人は本気になってくれません。本気になって街づくりに挑む役人はどこかにいませんかね、あがさん。
・りょうさん
 「ヒヤリハット」
 僕はヒヤリハットには消極的です。なぜなら施設で日常的に「自分の意思を行動に移す」ことを応援すると「ひやり」だらけになり、それに記録を重ねたらいくらい時間があっても足りません。僕はひとつの事故を徹底的に解明することを通して「リスク・テイク」していくことが重要だと考えています。
 つまり支援する職員たちが、危険を予測して行動する力を身につけるというものです。この徹底解明をするのに能力が必要ですが、その能力を身につけると「防げる事故」は必ず減るはずです。あくまでも経験的感触なんで「ハズ」としか言えないのですが。

○12月2日ブログ「婆さん理解深める子育み」
・まんまるさん
 「お前は愛想がいい。女は愛嬌だ。が、いつまでも愛嬌だけではいかん。死ぬまで勉強し、必ず上を目指せ」
 いい爺ちゃんやなぁ。それを今でも大切にしているまんまるさんもステキ。「この仕事のおかげ」と思えているまんまるさんのなかに爺ちゃんは確実に生きてますね。
 誇りです。
・むらさきさん
 「今できる人もしてもらってたし、してもらう日がくるんですよね」
 365人の友達をつくらなあかん、1年に1日だけ和田にお付き合いしてくれる人を探して来るべき時に備えないとなんて本気で思っていましたが、おかげさまで家族に恵まれ「してもらう日がはやく来ないかな」と片隅のどっかで願っている僕です。不謹慎でしょ。
 子供叱るな来た道じゃ、年寄り笑うな行く道じゃ
 えらい梵さんの言葉みたいですが、けっこう好きな言葉です。

○12月8日ブログ「ユニット」
・まっちゃんさん
 「しんどいけど、楽しい」
 それは主体性をもって挑んでいるからでしょう。主体性って何事にも大切なことですよね。
・榊原宏昌さん
 「四月の小規模多機能型居宅介護開設に向けて」
 小規模多機能型居宅介護事業をオープンさせるんですね。
 全国各地でたくさんの箱が作られていますが、介護職が設計から携われることって少ないですよね。新規オープン施設の準備に携われるだけでも幸せ者かも。もしかして榊原さんが経営者なら、もっとワクワクドキドキやね。また状況を聞かせてください。

○12月14日ブログ「通過点」
・むらさきさん
 「今までわがまま放題にきたけど、私でも役に立つことがあると思った」
 花子さんのように口には出すことはなくても、僕らが関わらせてもらうことで、そういうような気持ちになってくれている人がいるかと思うと、たかが介護職・されど介護職ですよね。
・宅老のひとり言さん
 「ようするに病院でしょ」
 これと同じように、僕も他業種をこういった言い方で表現してしまうことがあり、先方からは「ま、いいや」って受け止めてもらうことがあります。
 医師が一生懸命医療の崇高さを解いているのに「ようするに人の不幸で召し食ってる職業でしょ」なんて平気で言ってしまう僕ですからね。
 僕らにとっては病院とはまったく違うのですが市民の目からは同じように映っているということで、どんな業界も市民に正確に知ってもらうには、自分たちが主体的に力を働かさないと無理ですよね。尽力しましょう。

○12月21日ブログ「介護者の疲弊」
・まんまるさん
 「このままではいけないと言えても、どうしたらよいかわからずにいます」
 ホント、切ないですよね。僕だってどうしたらよいか頭の中は暗中模索。
 すでに破綻状態にあるとさえ言われているのに、未だに世界トップレベルの先進国で栄えていると思わされているこの国の先行きを考えると空恐ろしく、医療だとか介護だなんて言えている今のほうがよっぽどましと思える時代がくるのではないかとさえ思い、こうなればいい・ああなればいいと考えることさえ空しくなってきます。
 政治家たちがどんな手を打ってくるのかは未知数ですが、いずれにしてもこの世界にいる者として、国民生活の一翼を担う者として、世間にもの言ってきた者として、僕なりに考えることを僕の立ち居地から発信していきたいとは思います。
 まんまるさんも一緒に考えて生きましょうね。
・いちグループホーム職員さん
 「介護保険料が安すぎると思うのですが、そう思うのは間違っているのでしょうか」
 介護保険だけで考えると「保険料が高い安い」の議論になるのですが、「社会保障の在り方と国民負担」ということから考えていくと、介護保険・保険料だけの問題ではおさまりません。
 どんな社会の構築を目指し、その社会の実現にいくらのコストがかかり、それをどうやって国民が支えるのかという議論がどうしても必要なのに、そこが僕には見えてきません。
 介護保険や医療保険については「税と保険」を上手く使い分けられていると疑念をもっているのですが、それはどちらにしても国民負担にかわりはないのです。
 極端に言えば、医療も介護も「必要に応じて無料で受けられる」になってもいいわけで、それを支えるための税体系を構築すればよいと思うし、その結果税金が今よりも高くなったとしても、今まで通りでいくかどうかどっちの社会を目指すかという国民にとっての選択肢ができるということで、僕は歓迎です。
 それはコスト負担だけではなく、担い手の課題もそうです。僕は外国人が日本にきちんとした姿で入って日本人として生きることを指示しますが、これもこの国のあるべき未来像に基づくビジョンの中で示すことで、国民の選択ですね。
 でも、そういった国家ビジョンを唱える勢力が表れてこないですね。残念です。

追伸
 2009年が暮れようとしています。皆さんにとってはどんな年でしたか。
 僕にとっては、パソコンとお金を盗まれるというクリスマス・プレゼント付でしたが、公私共に「ありがたい年」で、心より「感謝した年」でした。
 来年は55歳になります。
 大好きだった国鉄が続いていたら勤めていたであろう僕にとっては定年の年です。どんな人生になっていたかは知る由もないですが、リセットするくらいの気持ちで挑みたいです。
 ブログを読んでくださった皆さん、僕の言葉を聞いてくださった皆さん、意見を言ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
 コメントを下さったみなさん、みなさんの主体的なかかわりに敬意をもっています。
 来年も生きていたら、よろしくおつき合いくださいね
2009年12月28日 和田行男


コメント


 お会いした時「あなたは面白い。人より先に行っているからそのまま行けばいい」と言われ感極まりましたわたしです。
 できることをやり続けてゆこうと改めて決意、勇気がもてた言葉でした。本当に感謝します。
 この仕事は私にとっても天職です。本当は、仕事としてではなく人として当たり前に助け合う社会になり、この仕事が必要なくなることが、いちばん良いのではないかと思ったこともありますが、専門職だからできること、専門職だから必要になることがあるのだとも思い、プライドを大事にしています。
 特別大きな働きは出来ませんが、真実を真実とし、信念を貫くことは、誰もが生きやすい社会になる大切なひとつだと思って、現場という最前線で動いています。
 私共はクリスマスプレゼントにインフルエンザをもらいました。介護人として失格ですが、厄を落として新年を迎えられます。
またお会いできる日を楽しみにしています。皆様もインフルエンザにはご注意を。そして良いお年をお迎えください。


投稿者: ねむりねこ | 2009年12月30日 02:56

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
和田 行男
(わだ ゆきお)
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。特別養護老人ホームなどを経験したのち97年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイサービス・小規模多機能ホームなどを統括。東京都地域密着型サービス事業者連絡協議会代表としても活躍。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

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和田行男さんのブログ「婆さんとともに」をまとめた書籍が刊行されました。
タイトル:『認知症になる僕たちへ』
著者:和田行男
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発行:中央法規
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