問題かもしれない
2013年10月29日 11:00
「○○が問題かもしれない」「○○のままだと問題になる」「○○なことは問題だ」
私たちは日々、さまざまな問題に直面します。経営者や管理者は、問題を解決するための取り組みや助言が主な仕事になるかもしれません。
しかし、この問題という事柄ですが、問題に気づくから問題になります。問題だと認識しなくては、問題にはなりません。ある意味、問題に気づかないほうが幸せな場合もあるかもしれません。
仕事において、問題に気づかないことは経営や運営で大きなマイナスになります。問題に気づくために、私の行っているコンサルティングを受けたり、セミナーに参加するという人も多いです。
それでは、問題に気づくために何が必要なのでしょうか。私は2つあると感じています。「向上心」と「不安」です。
向上心があると、現状よりも成長するために何が必要かを考えます。順調に成長できない時の問題や課題を考えるようになります。
対して不安は、悪い感情ではなく、むしろよい感情の場合もあります。不安がないと、問題があっても気づきません。不安をもつことで「大丈夫か」「できているか」等、自分自身に問いかけます。その問いかけから問題に気づくことにつながります。
私のクライアントも、問題にぶつかって悩んでいる時があります。問題の質が上がっていること、今まで気づかなかったことに気づいて問題としてとらえている時は、コンサルティングしている立場としても嬉しくなります。
当社のスタッフも、指摘されて問題に感じる者がいます。しかし、指摘される前に問題はないかと自分で気づく努力が必要です。どのような状況でも、向上心と不安をもつことで問題に気づき、その課題を乗り越えていくことが成長につながります。
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