物事の感覚
2013年10月22日 11:00
先日、私が経営コンサルティングをしている沖縄の介護事業所へ訪問してきました。そこでは、社内研修を行いました。
研修の内容は、物事の感覚の違いや伝え方に関してです。私たちは物事を伝える時に、自分の伝えたことが思っていたように伝わらないことがあります。相手の受け取る感覚が違うということです。
こうしたことは、少なからずあります。例えば、「早く○○の業務を行ってください」「すぐに○○を行ってください」と伝えたにもかかわらず、自分の思う時間軸で行ってくれていないことがあります。
相手が反抗しているわけではなく、多くの場合は物事の感覚の相違から起こります。早く、すぐに、ちょっと、できるだけ、少し、たくさん、多く、ていねいに等は、人によって尺度や感覚が異なります。
上司が部下に対して指示を出しても、物事がうまく進まない。逆に、部下が上司の指示の意味をよく理解していない。
この場合、共通の尺度、感覚などの基準を合わせることが必要ですが、それが難しい場合は、具体的に伝えることが大切です。
「○分以内」「○○の量ぐらい」「○○の箇所を○のようになるまで」など、細かく相互にイメージできるたとえや尺度を用いることも、大切な連携です。
相手の感覚や尺度が違う。だからこそ、伝え方にずれがないように配慮しましょう。
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