仕事への愚痴や不満
居酒屋に行くと、愚痴や不満で盛り上がっているグループを目にすることがあります。おそらく同僚なのでしょう。
聞こうと思わずとも聞こえてくるので、嫌な気分になることがあります。私は経営者なので、もし当社のスタッフがこういった飲み会をしていたら…なんて、考えただけで悲しくなります。
自分の勤めている会社に100%満足している人は少ないと思います。どんなによい職場であっても、多少の不満や疑問はあるものです。だからといって、同僚で会社の批判をしているというのは寂しいことではないでしょうか。
私たちは、1日の3分の1の時間を仕事をして過ごします。つまり、仕事にやりがいをもてないことは、人生を楽しんでいないことだとも言えるのではないでしょうか。
「何で私だけなの」「何で私がやらされるの」等の言葉が飛び交っていますが、考え方を変えてみれば、これは嬉しいことだと思うのです。誰でもできることをやらされているのではなく、「あなただからお願いできる」と頼られている証拠だと考えられないでしょうか。
私は、会社というのは、同じ目標や目的のために協力してお客様に喜んでいただく、そして自分の生活も豊かにするための場だと感じています。同僚との関係も大事ですが、愚痴や不平不満を言うだけの関係だと、状況はますますよくない方向に行く可能性があります。
しかし、そうは言っても愚痴を言う機会は重要です。職員同士、同じ立場で愚痴を言うことも必要ですが、それだけだと、より状況が悪くなってしまうことがあります。
ではどうすればよいか。先輩や上司があえて愚痴を言える環境を作ってあげること、そして、それを聞いてあげることが重要なのです。その愚痴の内面にある問題を知り、違う側面を考えるという方法を伝えることが大切なのです。そのためには、食事会や飲み会などリラックスできる環境や日頃からのコミュニケーションが必要になります。
仕事とプライベートは別です。しかし、仕事が充実していると私生活も充実します。逆に仕事がうまくいっていないと私生活も面白くないと感じることがあります。
愚痴や不満は、もともとは、疑問や改善案として感じていることが多いものです。そういったものが愚痴や不満に変わる前に、上司や先輩という立場の場合は、職員が話しやすい環境を用意しコミュニケーションを大事にすることが大切だと感じます。
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