人に興味をもち、感心をもつ
2013年10月08日 10:30
介護現場の仕事では、経験がないからできない、やったことがないからできないという声を多くききます。利用者に対する責任の証と理解することもできますが、安易にいうべきではないでしょう。
確かにできない業務もありますが、他人の仕事の内容を見ていれば、おおよそのイメージはつくでしょう。余裕がない、時間がないという理由もありますが、問題は、言われたことや指示されたことしか見ていない、やっていないということです。
自分のことも不十分だから、まずは自分の役割をしっかりできてからという回答も多くききます。これも問題です。
自分に少し強めの負荷をかけるからこそ、力量が増したり、視野が広がります。「教えることは学ぶこと」と言いますが、人に指導することで、自分のことと相手のことを考えます。人に伝えることで、振り返りにもなります。そして、自分のことだけ考えているよりも進歩が早いと実感します。
悩んでいるスタッフに共通するのは「自分のことしか考えていない」「自分のことしかしようとしない」ことです。
仕事の役割ではそれでも十分なのでしょうが、大きな成長はないと感じます。人に興味をもち、感心をもつことが、いずれ自分にも返ってくると感じます。
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