被災地はいま…
2013年08月06日 13:30
先日、岩手県長寿社会課主催の研修会が、岩手県大船渡市で行われました。講義は、代居真知子先生によるスイーツレクです。
きざみ食など食事の工夫も重要ですが、利用者の中には嫌がる人もいます。そうした人には、食事でカロリーを摂取するだけでなく、時にはスイーツによる栄養摂取を視野に入れることが重要という内容でした。
食事が重く感じる時に、ケーキやゼリーなどのスイーツでカロリーを摂取することができれば、時には取り入れてみるのも工夫の一つです。講義では、実際にパウンドケーキが焼かれ、室内が甘い香りに包まれるなか進みました。
研修会の終了後、大船渡市の隣にある陸前高田市に向かいました。土曜日ということもあり、多くのボランティアが清掃作業などを行っていました。現地の方に尋ねると、いまだに遺骨が戻らない方もいるそうです。そうした遺骨の一部は、排水溝などの溝にあることが多いそうです。
区画整備が決定すると、その土地は埋め立てられてしまうため、一人でも多くの遺骨を家族の元に戻したいという話でした。
最近の報道では、こうした話が少なくなっています。しかし被災地では、限られた人数と時間で奮闘する人たちがいます。減ったほうだといいますが、いまだに瓦礫の山もあります。ですから、継続した支援を行っていくことが重要です。
また、沿岸地域では人の流出も多くなっており、特に介護職人材の不足は顕著です。「働く場はあっても、住むところがない」という状況です。
こ の状況を少しでも改善するためには何が必要なのか。これらを深く考えて、自分に何かできることを行っていきたいと思います。
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