柔軟な姿勢をもつ
「スキルアップを目指して勉強することで自分の待遇は良くなるのだろう」「同僚との衝突で悩まない方法はないのだろう」「こんなにがんばっているのに、どうして評価されないのだろう」「どのような方向に進めばよいのだろう」「このまま介護の仕事を続けていくべきなのか」
このような悩みに遭遇したことのある人は多くいることでしょう。
地域の勉強会や技術講習会、同職種との交流会等に参加し、何とかしたいと考えて行動している人も多くいます。起業前の私自身も同じでした。
認可資格があると聞くと、給与の大半を投資して取得のため講習に参加しました。20歳から23歳までの3年間で100万円は投資したと思います。おそらく、確かな証拠、成長できるという糸口がほしかったのでしょう。
同時に、介護職の懇親会があると聞くと、積極的に参加しました。同じ想いの人と知りあいたい、悩みを共有したいと感じていました。行政が主催する講習会の情報を入手すれば、すぐに申し込みました。
これらは決して無駄ではありませんでした。成長を感じたこともあります。
しかし、大抵は消化できなかったり、何か違うなと違和感を感じることが多くありました。
2年ほどこうした行動をしているうちに、気づいたことがあります。それは、人や場所が違うだけで、どれも同じようなことをしているだけだったのです。具体的な成長は少なかったように感じます。
ですから、学んだことをどう活かして実践していくかが大事だと感じます。人間は、同じ立場(状況、環境、待遇など)の人と過ごす時間が多いです。助け合えたり、分かりあえることが大きいので、これは大切です。
しかし、常に同じ立場同士で一緒にいると、考え方の方向性に行き詰まりが生じます。同時に、考え方にこだわりが出てしまい、柔軟な姿勢がなくなってしまいます。
だからといって、著名な方、活躍されている方と急に面識をもてる幸運はあまり期待できません。活躍している人、結果を残している人は自分と何が違うのでしょうか。同じ仕事でも、自分と違う「考え」「姿勢」「志」は何でしょう。思考回路はどうなっているのでしょうか。こうしたことに視点を向けてみることが大切です。
先にも言ったように、活躍している方との出会いは、待っていても訪れません。自分から行動することが大切です。行動といっても、押しかけるわけではありません。
本を出版しているのであれば読んでみたり、講演会があれば聴きに行く。自分の考えと照らし合わせてみることが重要です。
自分の軸やこだわりは大切ですが、柔軟な姿勢をもつことが大切です。
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