知っているのにできない
知識を得るために講習会に行ったり、多くの本を読んだりすることは大切です。業務において、多くの職場では上司や先輩の指示やアドバイスをしっかりと聞き、メモなどとっています。
しかし、努力はしているし、業務の知識はあるのに、業務に反映されないこともあります。知識があるし、やる気もあるのに行動が伴わないという問題を抱えているのです。
「知っている」けれど「できない」原因はどこにあるのでしょうか。
原因はいろいろとありますが、一つが、知っている知識を自分の腹に落とし込んで自分のものにしていないのです。
以前、弊社の勉強会で「語る」「話す」について勉強し、あらためて気づきました。知識を自分なりのアレンジにし、自分なりの言葉にできないと、それはただ「知っていること」です。とっさの時にできない、気を抜くとできなくなってしまいます。
一度入った知識を自分のものにするためには、人に話すことが大切です。話すためには、自分の頭の中で整理をしなくてはいけないので、再度確認することができます。
インプット→アウトプット
アウトプット→インプット
この繰り返しが大切です。「知識」を「知恵」に変換できるようにしましょう。
「知恵は知識に勝る」 バスカル
先日、鹿児島にて、経営者、管理者向けのインナー合宿を行いました。そこで、知っていることを伝えるためにはどうしたらよいのかという話をしました。
伝えるのではなく、知らせているだけになっていることがあります。そのためには、伝えた後に、相手に確認することが必要です。その確認は、復唱してもらうこと、行動の変容をみて判断することができます。
自分自身も知っていること=知識を活かせないと、他者にも伝えることが厳しくなります。自分の知識について、知恵を交えて伝えることが大切です。
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