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辻川泰史の「介護事業所運営のコツ、教えます」

「元気です岩手!介護フォーラム2013」を終えて

 去る5月11日に開催した「元気です岩手!介護フォーラム2013」は、320名を超える参加者にお越しいただき、無事終了しました。

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 基調講演は、コンサルタント・作家の神田昌典先生の講演でした。介護業界の方にはあまりなじみのない先生かもしれませんが、時代サイクルからみた介護従事者の役割の内容で、新しい視点、興味深い話だったという感想をたくさんいただきました。
 以前、本ブログで紹介した「ハイコンセプト」という本には、「物事に意義を見出す」ことで、介護従事者が時代をリードすると書かれています。これに神田先生の解釈が加わり、わかりやすかったのではないでしょうか。

 パネルディスカッションは、小濱道博先生、諏訪茂樹先生、岩手の社会福祉法人の理事長、経営者を交えた5人と、司会の私を加えて行われました。
 介護の仕事の魅力とは何か?「かっこいいというイメージではいけない」「若い世代が牽引していくことが重要」「利用者から直に言われる感謝の気持ちは、何にも代えがたい幸せだ」など、それぞれの立場から意見が出ました。
 私自身、「かっこいい」という概念は大切だと思います。しかし、自己満足やベンチャー企業で成功した社長のかっこよさとは違うと思います。ただ、若い世代が介護という仕事に魅力を感じるためには、感謝の気持ち、やりがいを感じるというだけでなく、自分のがんばりが正当に評価され、がんばれば収入や役職、成長に反映されることが重要だと思います。
 介護の世界では、かっこいい=儲かるという図式を毛嫌いする傾向があります。極度に拝金主義になることは問題ですが、仕事が評価されて収益を上げ、職員に還元されることは必要です。そうしなければ、介護従事者自身の生活の質を上げることができず、人材不足になってしまうと感じます。
 さまざまな考え方や意見があって当然で、それも必要です。そういった違う考えを交しあうことで、新たな気づきや考えが生まれてくるのではないでしょうか。


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
辻川 泰史
(つじかわ やすし)
1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/
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