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辻川泰史の「介護事業所運営のコツ、教えます」 2013年04月

必要な人材

 介護の仕事は資格や知識、技術が必要になります。人員配置の規定があるので、資格者優先、経験者優先で採用してしまうことが多くあります。
 本来は自社のサービスや取り組み、理念、方向性に共感してくれる人材を採用することが望ましいでしょう。しかし介護業界は、人材不足という一面もあるので、採用に関して贅沢はいえません。とりあえず資格者、経験者を採用せざるを得ない現状もあります。
 しかし、法人と人材、相互の理解が難しく定着率が上がらず、悪循環を招いていることもあります。



逃げ出したくなる時

 4月から学校や職場など新しい環境で頑張っている人も多くいます。当社にも2人のスタッフが入社してくれました。10日ほど経過すると、少しは周りが見えてきそうだけれども、そう思った時に、また失敗…。
 自分にはあっていないんじゃないか? 自分には無理なんじゃないか? などと感じることがあります。
 多くのスタッフを見ると、そう思うことが成長の過程だったりすることを感じます。
 途中で投げ出してしまうと、理由や言い訳をどこかに求めてしまいます。その理由や言い訳を、自分に非があると自覚することはつらいので、多くは環境のせいにしがちです。
 しかし、同じ環境でも自信をもち、やりがいを感じている人もいます。その人たちが変わっているのでしょうか? 慣れもあり、感じ方が違うのだと思います。
 途中で逃げ出したくなるのは成長の一歩手前であり、多くのことは1年も行っているとできるようになるものです。



コスト意識をもつ

 去る4月13日、岩手県でセミナーを開催しました。今回のブログでは、当日の内容の一部をお伝えします。



自信は大切。慣れは禁物

 私は今、経営者という仕事に加えて、セミナーの講師や講演、コンサルティングなどの仕事をしています。「自信はありますか」と聞かれれば、「ある」と答えることもあれば「ない」と答えることもあります。
 私自分が自信をもたないと、社員やクライアント、受講生は不安になります。そのためにも、もっと自分が成長しなくてはと常に感じるようにしています。



自分がお客さまだったら…

 よく、カフェや居酒屋などで簡単な打ち合わせをします。コーヒー2杯で場所を借りるのは申し訳ないので、少し多めに何か注文します。
 話をしていて、真剣な空気が漂うことがあります。そうしたときに、注文した飲み物を店員が持ってきてくれます。お店のマニュアルには「〇〇をご注文のお客さま」「お待たせしました」など、元気よく商品を席に持ってくるように指導されているのだと思います。それ自体は間違ではありませんが、お客の雰囲気や声の強弱を察してほしいと感じることもあります。「静かにしてほしい」と思いますが、間違ったことをされているわけではないので何も言いません。ただ、少し気をつかってほしいなと感じるのます。こういった店には、また行こうとは思いません。



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プロフィール
辻川 泰史
(つじかわ やすし)
1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/
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