成功する内覧会とは
デイサービスを開業する前に行うことの1つが、内覧会や見学会です。私も多くの内覧会、見学会をサポートしてきましたが、満員御礼になる内覧会と、閑古鳥の鳴くような内覧会があります。成功にも失敗にも、原因が必ずあります。
成功する内覧会を行うために必要なことの1つは、経営者やスタッフの「熱意」です。
この「熱意」は「想い」です。「熱意」があるからこそ、周知する際や当日の対応がよく、利用者の紹介につながります。しかし、「熱意」の話をすると勘違いする人がいます。
それは、「熱意」の向け方が「新規の紹介」「新規の獲得」に偏ってしまうのです。せっかく内覧会に来てくれたケアマネジャーも一歩引いてしまいます。
新規顧客の獲得目的も内覧会にはありますが、ケアマネジャーが内覧会に来る目的は異なります。自分の担当する利用者を思い浮かべて、少しでも利用者にあった事業所はないかと探しているのです。ですから内覧会、見学会を行う際は「熱意」の向け方を見直すことです。
次に、自社の提供するサービス、コンセプトに「思い入れ」をもつことです。何が特色なのか、なぜそのサービスを導入することにしたのかを明確でなければ、説明や情熱を伝えることができません。開業前や内覧会前に、どれだけコンセプトや自社の特色を決定しておく必要があります。
そのほか、以下の事柄も必要です。
○周知の方法を考える…どこに、どの時期に行うか
○内覧会当日の演出、対応方法を考える…見てほしい所、質問の想定
○印象づける工夫…何をすれば覚えてもらえるのか
○開催日の設定…いつだったら来てもらえるのか
○内覧会に来るメリットをどう伝えるのか
近年、デイサービスの増加に伴い、内覧会、見学会を行う事業所は珍しくありません。地域によっては、毎月どこかで行われている状況です。同じような周知であれば、目にとまりにくく、内覧会には来てもらえません。
ですから、内覧会・見学会を体験会にすることを意識することが重要です。デイサービスの開業は、単に開業して利益を出すことは難しいのが現状です。物件の設定、決定、人材確保、認可だけに特化して、そこで息切れしている状況を目にします。しっかりと地域性を見て、開業前からコンセプトの構築、想いの軸をもち、物件、人材採用、営業などを練っていきましょう。
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