柔軟な発想
2013年03月05日 09:40
去る3月2日、沖縄でセミナーを開催しました。セミナーの1部は、堀下先生による助成金について、2部が私、3部は放送作家の安達先生の講義でした。
安達先生は多くのテレビ番組を企画している放送作家で、フジテレビ系列『SMAP×SMAP』の企画等も担当しています。番組を企画する際の発想力を、介護事業のサービスやプログラムに転用できないかと思い、依頼しました。
セミナーで行ったワークを1つ、ご紹介します。
答えとして、多くの人は下のような図を書くでしょう。
少し工夫したり、発想がユニークな人は、次のような図になるかもしれません。
さらに発想がかなり豊かな人は、下のような展開図を書くかもしれません。
柔軟な発想をもつ子どもは、下のように「字」で書くことがあるかもしれません。
円すいというものを書く指示や依頼に対して、固定概念で発想して取り組むことで見落としてしまうこと、個性が失われていることを体験し、柔軟に考えるためのワークです。
しかしワークのままであれば、単なる発想ゲームです。自分の業務に置き換えて考えることが大切です。たとえば、
「送迎をしてください」
といえば、車を運転して利用者を迎えに行くことを想像すると思います。送迎は、単に車で迎えに行くだけでなく、車内のBGMや時間など、何か工夫されることで、自社のオリジナリティが出せる可能性があります。
しかし、工夫して何か加えることで事業所から注意を受けることがあります。そのため、型にはまった対応になることも多くあります。自然かつ柔軟な発想が失われることはもったいないです。他の方法はないのかと異なった視点で物事をとらえていくことが大切ではないでしょうか。
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