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辻川泰史の「介護事業所運営のコツ、教えます」

事務作業のミスの原因は?

 小規模事業所の場合、相談員やサービス提供責任者が事務作業を多く受け持つことがあります。小規模の事業所なので、余暇人員を抱えるコストを削減しなくてはいけませんし、限られた人員でフットワークよく業務を行うことが求められます。

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 事務作業の中ではミスが多いことが話題に上ります。そのミスは、ある特定の業務に集中しがちのようです。例えば、次の業務です。
・計画書にある「要介護度」
・業務日報の確認、記載ミス
・連絡ノート等の確認ミス
・サービス提供票の確認不足
 これらは利用者に関する事柄です。
 介護サービスでは、仕入れや販売がほとんどありません。売上のほとんどが利用者への介護サービスで得られる対価です。記録のミスは、返戻(へんれい)にもつながります。
 それでは、なぜこうした業務ミスが多いのでしょうか。日常の介護業務が多忙ということもあるでしょう。しかしそれは言い訳です。私がクライアントやスタッフとの面談で感じるのは、「記録が作業になっている」からではないかということです。これは「単に記載すればよい、見ればよい」という状態です。同じ記載にしても、見て確認するにしても、利用者の顔や様子を想像しながら行っていないことがミスにつながっているように感じます。
 人間が行うことなので、抜けや記載ミスはやむを得ません。しかし、作業にならずに、どういう様子だったかと思い浮かべることで細かな点に気づき、ミスを事前に防ぐこと、ミスの状態に気づくこともあります。時間がない、余裕がないという声もあるでしょう。そういった時には、ポストイットやカードで業務を確認し、頭の整理ができる工夫も有効だと思います。

セミナーのお知らせ
人材確保・育成と稼働率UPの為の運営マネジメントセミナー

 皆さんも、「SMAP×SMAP」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」「とんねるずのみなさんのおかげでした」「踊るさんま御殿」などでの番組は一度は見たことがあると思います。これら高視聴率の番組の企画、脚本を手掛ける安達元一さんをご存じでしょうか。
 安達さんは、自ら手掛ける番組の一週間の視聴率が計200%を超えるという放送作家のカリスマで、業界では「視聴率200%男」と呼ばれています。
 その安達さんと打ち合わせしている時に、介護事業の話になりました。番組の構想は介護サービスにも転用できるのではないか、イベントの構築や人材の募集、育成方法に参考となるるのではないかという話になり、セミナーに協力していただきたい旨を伝えると、快諾していただきました。

2月16日(土)=東京
3月2日(土)=沖縄
4月13日(土)=群馬
5月18日(土)=札幌
受講費は各1万円
詳細は下記ページをご覧ください。
http://eichieru.com/seminar/130216.html


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プロフィール
辻川 泰史
(つじかわ やすし)
1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/
2g66

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