食に対するこだわり
最近は、デイサービスや施設でのコンセプト構築の際に、おやつやスイーツに関しても研究しているので、とても勉強になります。
介護施設でのスイーツといえば、既往歴や病状によってカロリー制限のある場合が多く、力を入れて取り組みたいけれど、思うように進まないと感じる人もいるでしょう。同時に、スイーツのメニューもマンネリ化して継続しにくいものです。
そこで、何かヒントになることはないかと思い、『介護食スイーツ レシピと栄養 おいしくて食べやすい』の著書、代居真知子先生とお会いしました。ここで、代居先生の言われた話の一部をご紹介します。
「メニューが限られてしまうのは仕方ありません。しかし、色味をアレンジすることです。そして麻痺があったり認知症の方でも、役割をもっていただくことで、メニューよりもスイーツを作るというプロセスでフォローできることが多いです」
「当然ですが、食は楽しみであり本能です。味覚や視覚だけでなく、作る時の音や素材の手触りの感覚、嗅覚などの五感を感じていただくことが大切です」
「栄養学の観点もあるので、食事を摂れない時の栄養補助としての視点も必要です」
「同じパウンドケーキでも、レクリエーションの一環として、企画から買い出しまでを行うイベント性を導入すれば、利用者とともに作り出せます」
これからの介護事業は、食に関するこだわりがより重視されると感じます。その中で、今から自社のノウハウ、事例をためていくことが重要でしょう。
お知らせ
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さらに、エグゼクティブコンサルタントとしてカリスマ講師の小濱道博先生に、来年に向けた業界の展望、経営するために必要なコンプライアンズの重要性などの講義をしていただきます。
詳細は下記URLよりご覧ください。
http://eichieru.com/seminar/121214.html
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