デイサービスにサンドバッグ?
去る12月1日、沖縄県那覇市で介護事業経営セミナーを開催しました。講師は私のほか、小濱介護経営事務所代表の小濱道博先生、福岡で「やぐらもん」というデイサービスを経営している仁泉ひとみ社長が担当しました。
小濱先生の講義では、コンプライアンズの重要性、法、制度の知識、認識を深める重要性を感じました。仁泉社長の講義内容では、ユニークな事例が紹介されていました。
「やぐらもん」というデイサービスは博多駅の近くにあり、デイサービス激戦地区あるにもかかわらず、高稼働率を維持しています。やぐらもんのプログラムには「ファイトリハ」があります。どういったものかというと、利用者がボクシングなどで使用するサンドバッグを叩くのです。利用者に抵抗はないのかと思いますが、とても好評だといいます。
「ファイトリハ」を取り入れるにあたり、職員の理学療法士と相談を重ねたといいます。サンドバッグを介護の現場に取り入れようとは、通常考えにくいものです。たとえ考えたとしても、導入が難しいという判断で行うのをためらうでしょう。
しかしやぐらもんは、プログラムの意図と目的を分かりやすくし、利用者への説明も簡素的に行えるようにしています。また、プログラムを行う上でモチベーションを保つことができるように、サプライズゲストが不定期に来る演出までしています。そのゲストとは、福岡プロレスの現役レスラーです。
デイサービスは事業所の増加、サービスの多様化により、独自性、オリジナリティが求められています。新たなプログラムを構築する際に必要なのは、目的、効果、導入方法、マンネリを防ぐ工夫、そして、なぜこのプログラムを思いついたのかというストーリーです。
詳しくは、私がナビゲーターをしているBS「介護ビジネス最前線」に公開されている動画をご覧ください(下記)。
http://www.watchme.tv/v/?mid=58876bfe3830ed28d73d3ba53212c04d
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