送迎のドライバー
デイサービスにおける送迎は、単に利用者の送り迎えではないということは皆さんもおわりかと思います。しかし、当然であるにもかかわらず、その認識が低いドライバーもいます。
デイサービスや老人ホームの送迎スタッフを募集すると、以前高齢者施設で送迎を担当していた経験者が応募されることがあります。ある程度意識があると思い質問すると、驚くことがあります。
ここで、送迎ドライバー(スタッフ)の面接時にする質問の一例を紹介します。
Q 送迎時に利用者との会話で大切にしていることは何か?
――回答のなかには、あまりその会話に着目していないことがあります。送迎時の会話は、デイサービスで過ごした時間をフィードバックする時間ととらえることができるので、この時間を無駄にしない視点が必要です。
Q 送迎時に担当している利用者のADLや既往歴はどのように把握しているか?
――既往歴やADLの把握ができていないのは危険です。大型車両の場合、運転手のほかに介助員がいる場合もあります。運転に集中することも大切ですが、利用者の乗降を手伝うこともあるでしょう。その場合、介助員任せでなく、自ら利用者の状態を把握する意識が大切です。
Q 送迎時に利用者の家族にどのようなあいさつをするか?
――家族と接する貴重な機会に、家族の満足度やニーズを把握する意識も重要です。
Q 送迎時に同業の送迎車を意識するか?
――事業所数の増加に伴い、競争も激しくなっています。A事業所がどういった送迎車か、送迎範囲、対応などを観察する意識をもち、自社に足りない点、他社を見習う視点が必要です。
デイサービスは施設内でのサービスが中心です。送迎という開始前、終了後の対応は当然、外で行います。その機会を活かさない手はありません。
お知らせ
最近では、介護事業所に特化した送迎システムもあります(安心送迎くん)。当社でもデモで使用しましたが、とても良かったです。
http://sougei.grafrg.com/category/1392443.html
セミナーのお知らせ
カリスマ講師と忘年会
日時:2012年12月14日(金)16時~20時
講師:小濱道博×袖山卓也
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