過ちは好む所にあり
2012年08月14日 09:00
4月に入社した新人スタッフは、そろそろ業務の流れを把握し、人間関係を築く時期です。最初は、わかっていることでもメモを何度も確認しながら慎重に行っていた一つひとつの業務が、「もう大丈夫」「いつもやっているから」となってしまうことがあります。
自信をもって取り組むことは、利用者や同僚スタッフにとっても頼もしく、成長していくためには必要です。ただし、そこが大きなミスにつながることも少なくありません。
慣れやマンネリは、「飽きてしまう」ことにつながります。特にワンパターンの行動はつながりやすいものです。
高齢者に接する業務なので、どの業務も気が抜けません。特に入浴介助や送迎を担当している場合は、浴室内での転倒や送迎時の運転など、大きな事故やけがにつながる可能性があります。
管理者が過去の事故を話したり、先輩スタッフが事故等の経験を話す機会を意図的にもち、臨場感をもって職員がイメージし、予防につなげげる取り組みが必要です。
さらに、新鮮味を出すための方法を取り入れていくことも大切になります。業務の方法を意図的に変えてみたり、担当の変更を行うことも、マンネリ化を防ぐことにつながります。
管理者は新人スタッフの成長に合わせて、慣れ、飽き、マンネリを防ぐための取り組みの視点をもち、指導していくこと重要です。また、新人スタッフ自身も、自己の状況を把握していく努力が大切になります。
過ちは好む所にあり
ということわざがあるように、常に意識をもち続けることが必要です。
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