レクリエーションの物品
2012年06月12日 09:10
先日、他業種よりデイサービスに参入される人の経営相談を受けました。物件もある程度決まり、人材の確保も順調です。採用した人材に伝える法人の理念などの作成は、自分の中にある想いを文書化して分かりやすい言葉に直すので、比較的順調とのことです。
利用者へのサービス構築の段階で、どのようなサービスを提供し、どのような特色を掲げ、他の事業所との差別化をしていくかを相談していたのです。
その際、機能訓練やレクリエーションで使用する物品の購入について、経費の件で予算がどうしてもオーバーしてしまい、経費が捻出できなかったといいます。細かく確認してみると、一つひとつの物品が高いことに気づきました。
そこで、商品が掲載されているカタログを数点確認したところ、すべて介護用のレクリエーションの物品だったのです。
介護業界での経験のない人が参入する場合、物品はすべて、介護用にしなくてはと感じることがあるようです。
介護用として研究・開発され、テストを繰り返して商品化された商品も多く、利用者の安全性、耐久性を考えるとやむを得ない価格の場合もあります。しかし、介護用でなくても、一般のスポーツ用品などで転用することも可能な場合が多くあります。
高い値段で介護用のレクリエーションの物品を購入しても、置くだけでスペースをとってしまい、使用するのは年に数回という物品もあります。
不要ではないけれど、使用頻度は低くコストが高く付く物品などは、スポーツ用品などを転用する、またはレンタルで探してみることも経費を抑える工夫につながります。
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