送別会
デイサービスでリーダーをしていたスタッフが、結婚、出産、引っ越しのために退職しました。そのスタッフへ感謝の気持ちを込めて、先日、送別会を行いました。
幹事として、会のとりまとめを行うのは同僚スタッフです。場所の予約から人数の把握、スタッフへの周知、予算などを決めます。
勉強会やデイサービスのイベント計画を立案し、実行するのが上手なスタッフは、こうした通常の仕事とは異なる企画を立てるのも上手です。何かを企画して人を喜ばせたいという気持ちは、対象が利用者であっても同じです。単に企画するだけではなく、その中に「どうしたら喜んでもらえるか」という工夫と思いやりが感じられます。
新人が業務に慣れてくると、イベントや企画を担当させることがあります。しかし、業務の中のイベントとなると、対象が利用者であるだけで緊張感やプレッシャーを感じ、思うようにできないことがあります。ですから、その前に、送別会や忘年会、スタッフの誕生会を企画することを担当させ、その後にイベントなどを企画するようにしたほうがスムーズにいくでしょう。
介護業界は女性が多い職場です。寿退社や出産、産休は運営上、常に考えておくことが必要になります。特に、中心的な役割を担っているスタッフが退職する場合、業務の申し送りはできていても、考え方や理念の申し送りまでは簡単にはできません。後任スタッフが中心となるための意識づけとして、送別会などの企画、運営の担当を任せることで責任感も生まれます。
長くともに仕事をしてきたスタッフに対して送別会を行うことは、これから仕事を続けるスタッフに対しても、一体感を生むうえでも大切な時間となります。また、その際の席順にも工夫をするときがあります。普段話さないスタッフ同士や、考え方を学んでほしいと感じるスタッフの隣に新人を座らせるなど、単なる飲み会ではなく、意味づけが高まることもあります。
上司にとっては、雑談の中から部下の心情を知ることもできます。定期的な懇親会は大切だと改めて感じました。
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