利用者・家族に向けた情報発信
2012年03月21日 09:30
本ブログでは、情報発信について何度か書いています。なかでも、ホームページやブログを活用し、情報を発信していく重要性や効果を伝えてきました。
情報を得たくても得がたいのが現在の介護業界です。特にインターネットの活用は、求職者の採用などには効果があります。利用者家族にも、インターネットができる人には有効です。
しかし、現在の利用者世代の家族のなかには、インターネットに不慣れな人も多くいます。施設やデイサービスでは、どこかに行った時の写真や何かを制作した時のクラフトなどを持ち帰ることで、利用者自身が施設で何を行ったか、家族が把握することもできます。しかし、毎回何かを持ち帰るはできません。
家族は利用者に「今日はどうだった?」と尋ねますが、行った内容をしっかりと伝えることのできる人は、家族もサービス内容をある程度把握することができるので安心でしょう。しかし、認知症の人の場合は、「何もしてない」と答える場合も少なくありません。
「利用者のために」とどんなにがんばっても、周囲に伝わらなければ評価されにくくなります。周囲の評価のために行うわけではありませんが、家族に説明して知ってもらう努力が必要です。
民間の介護事業所が増加し、地域によっては飽和状態ともいえる現状では、経営的にみた場合、利用者の家族への周知は特に重要になります。想いだけの運営ではなく、行ったことを伝える努力も求められてきます。
○○通信や○○新聞など、自社の取り組みを伝える努力をしている事業所もありますが、画一的な書式ではなく、読んで面白みがあり、ためになる紙面づくりが必要です。当社も今期より、家族向けの情報を発信を行うため、下にある新聞を作成するようになりました。
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