防災の意識
2012年02月08日 14:00
一部の地震学者が、今後数年以内にマグニチュード7程度の首都直下型地震が起こる可能性が高くなるという予測を発表し、防災意識がさらに高まりました。
昨年の3・11の後、被災地にある施設の奮闘の様子をニュースで見たり、実際に知人の体験を伺いました。
自分の家族や友人の安否も不明のまま、目の前にいる利用者へのケアやサービスに集中していた姿勢に心を打たれるとともに「もし自分だったら」と考えました。東京都では今年3月にも、帰宅困難者への対策の条例が施行されるようです。
これは主に企業などに向けた条例になるようで、3日分の食料の備蓄、寝具などを揃えることが大企業に義務づけられるようです。
しかし、多くの介護事業者は中小企業です。大企業のように防災に向けた物品を揃えると、費用の負担は大きくなります。また職員だけでなく、利用者の分も揃える必要があります。
当社では震災以降、徐々に買い揃えるようにしています。食料はいろいろ試してみましたが、マジックライスという商品は、水でも調理できるのでお勧めです。
また震災時は、電話がつながりにくくなります。その際、非常時に備えるために開発されたインターネット回線を使用したSkypeやLINE、チャットを使用できるようにするため、管理者全員にアイフォンを導入しました。簡易発電機も2台準備しました。
管理者として万が一に備えることは、万が一という大きな確率ではなく、いつ起きてもおかしくないという意識をもつことが必要です。
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