地域の連携
2012年01月24日 09:00
先週末、鹿児島にあるクライアントに行きました。社長は温泉旅館の3代目です。この温泉旅館では、日帰り温泉が利用できます。お客さまは地域の高齢者が多く、地域の憩いの場、すでにデイサービスのような機能を果たしているのです。
「朝風呂会」(男性の会)や「○姫会」(女性の会)などの自主サークルもあります。
朝からお風呂で顔を合わせ、そして盛り上がります。独居の高齢者が多い地域では、なくてはならない交流の場になっているのです。
先日、次のような出来事がありました。
写真のように、この旅館には朝風呂会専用の垢すりや洗面器を置く場所があります。いつもの朝風呂会のメンバーが、あるメンバーのタオルが濡れていないことに気づいたそうです。
「これはおかしいの」と感じ、他のメンバーとともに、タオルの濡れていないメンバーの自宅に向かったところ、本人は意識を失っていたそうです。
高齢になって日帰り温泉に来ることができない人も多いため、それでも楽しんで利用できるようにと介護事業に関心をもち、参入することに決めたと、社長は言います。このように、今後は地域のコミュニティと介護事業の連携がより求められることでしょう。
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