小規模事業所の経費削減術
現在でも行っている会社がありますが、社歌を社員全員で歌ったり、ラジオ体操を行ったり、社訓を唱和するなど、同じ文章を読む、同じ行動をすることで、社内に一体感が生まれます。しかし、若いスタッフが多かったり、協力的でないスタッフがいるために、社内で取り入れることが難しい場合もあります。
そうしたとき、経費はかかりますが、動画を作成したり、アニメーションを作って視覚的に訴えていくことも効果的です。
それでは、小規模事業所で削減できる経費にはどのようなものがあるのでしょうか。削減の提案も含めて説明します。
求人広告費の削減
求人広告費の削減については、まずは離職率を下げることが必要です。そうはいっても、女性が多い業界なので産休や寿退社などでやむを得ない状況もあります。その場合には、求人広告を出すことが必要です。
求人広告費は地域によっても異なりますが、1回につき数万円はかかります。年間100万円近くの広告費がかかっている事業所もあります。この経費を緩和するためには、以前お伝えしたホームページの活用です。
送迎コストを抑える
10名定員のバンタイプの車両を導入している事業所は多くあります。しかし、実際に運転できるスタッフが限られてしまうことに加えて、運転者と介助者の2名が同乗するので、1回の送迎で利用者を8名しか乗せられません。そこで、5~7名定員の乗用車タイプ(介護車両)であれば、運転者1人が1回の送迎で5名の利用者の送迎が可能です。このクラスの車両であれば、運転できるスタッフも多くいます。
通信費の削減
電話でなく、インターネットを活用した通話を活用しましょう。スカイプなどインターネット回線を利用したテレビ電話は、無料のものが多く、活用しやすいです。声だけでなく、顔を見て話ができる利点もあります。
また、ファクスではなく、スキャナなどを用いてデータでやりとりすることで、紙代や通信費の削減になります。
経費削減というと暗いイメージをもつ人も多くいることでしょう。削減という概念は必要ですが、経費削減でなく、業務改革として新しい事柄、時代にあった事柄の中で、自社に導入できるものを考えて導入することが大切です。
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