モチベーションを向上させるコツ
去る12月9日、笑う介護士の袖山卓也さんとモチベーションに関するセミナーを開催しました。袖山さんの講演では、次に挙げる事柄が提案されました。
・部下のモチベーションを向上させるためには、自分自身がまずは憧れの存在になること。
・そうなれば、少しほめただけで喜んでもらえる。
・そうなるためには、介護技術や知識だけでなく、他人との接し方や自身の振る舞いも重要。
受講生の皆さんは「確かにそうだな」と納得されていたようです。
私が伝えた内容は下記のようなものです。
まず、自分のモチベーションが上がるときはどのような時を問いました。感情は伝染するといわれます。自分が機嫌よく業務を行っていれば、それが相手に伝わり、周囲も明るくなることがあります。逆も同様で、自分自身が暗い気持ちだと周囲の雰囲気も悪くなります。
自分のモチベーションや意欲が向上するのはどのような状態かを把握することで、気持ちの沈んだ相手を明るい雰囲気に引き込むこともできます。
また「○○さんのモチベーションが上がるとき」という内容で、グループで意見を出し合いました。
スタッフ別のモチベーションチェックシートを作成し、経過をみていくと、ある特定の時期にモチベーションが高くなったり低くなったりします。特に女性はそうした配慮も必要だということがわかります。
モチベーションを高く持ち続けることは理想ですが、あえて失敗などをさせて、意図的に一時的にモチベーションを下げて学びの機会を設けることが必要な時もあります。
モチベーションを高めていくために必要なのは、労働環境の向上と業務のやりがいのバランスをよくしていくことです。すべて完全にはできませんが、少しでも改善しようとする事業所の姿勢がモチベーションの向上につながるのではないでしょうか。
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